DIPスイッチ
スライド KSD/KSSシリーズ
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■ DIPスイッチ豆知識
DIPスイッチとは?
DIPスイッチはDual In-line Package スイッチの略です。半導体などに使われるDual In-line Packageとスライド型のDIPスイッチが同じ形状をしていたためこう呼ばれます。操作用スイッチの中でも、他のスイッチとは異なりパネル表面に取り付けられることはごく稀で、プリント基板上に取り付けられ内部装置に組み込まれるスイッチです。デジタル信号の制御を主目的とし、プログラムの設定、回路切り替えや回路チェックなどの用途に使用されています。
日本国内で月に1,000万個のニーズ
DIPスイッチは最初1970年代に米国で発明されました。日本では、自動販売機の料金設定用のスイッチとして登場して2024年時点で40年以上の歴史があります。プログラミング用設定スイッチとして飛躍的に用途が拡大し、現在では国内で月に1,000万個の需要があるといわれています。
70%近くを占めるスライド型
DIPスイッチは、操作部の形状によってスライド型、ピアノ型、ロータリー型に大別され、用途によって使い分けられていますが、スライド型が一般的で全体の7割弱、主に4極と8極が使用されています。ロータリー型は、ダイヤルを回すと2進数換算でOFFを0、ONを1として、順番に000→001→010→011→…→111のように出力が変わって行きます。